自転車操業状態から自己破産で生活を立て直すことができた事例
相談者の状況
相談者 | 20代女性 / アルバイト。独身・一人暮らし |
---|---|
収入 | 月額21万円 |
負債額合計 | 410万円(8社) |
相談・依頼のきっかけ
ご相談者は20代の女性でした。
平成24年に奨学金を借り、専門学校に通い、卒業後は就職先がみつからずアルバイトを掛け持ちしながら生活をしておられました。
一人暮らしだったため、生活費が嵩んだ時に消費者金融より借り入れをするようになったそうです。
そんな中、ある債権者のカードの極度額を上げた際に、一括請求となってしまい、その返済の為に銀行で借り入れをしました。
しかし、銀行への返済が滞り、給与口座が凍結したため、給与が引き出せなくなり、その分の生活費及び返済の借り入れを続け、いわゆる自転車操業状態へと陥ってしまわれました。
「自己破産で借金を0にして、生活を立て直したい」と当事務所にご相談いただきました。
当事務所の活動
ご依頼を受け、まずは債権者に受任通知を送り、債権者からの督促を止めました。
依頼者の方がアルバイトを掛け持ちでされていたため、中々打ち合わせの時間をとることができませんでしたが、数回の打ち合わせで必要書類を全て揃えることができ、情報を聞き取ることが出来たため、申立から4日後に破産手続の開始が決定され、債権者への配当に回す財産がないことが確認され、同日に破産手続きの廃止も決定されました。
また、約2ヵ月後に免責が決定されました。
弁護士の所感(解決のポイント)
多額の負債があるとき、任意整理、個人再生、個人破産のいずれかの手続きを選択することになりますが、申立時点で返済継続の見込みがない場合は自己破産を選択することになります。
自己破産では、自己破産申立書や陳述書の他に、住民票・戸籍謄本、給与明細など収入がわかる資料など、多数の書類を揃えて頂く必要がありますが、今回は、打合せの回数も少ない中、必要書類をしっかり揃えて頂いたことで費用の積立終了後早急に申立ができ、解決することができました。
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